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zoom RSS フィルメックス映画祭 「春風沈酔の夜」

<<   作成日時 : 2009/11/29 00:00   >>

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今年の私のフィルメックスは3本で終わりです。
今日はその3本目。

その手の映画が好きな友達に、
「今回いいのがありますよ!」と意味深に薦められた1本…(笑!)
その手とは?

☆「春風沈酔の夜」

監督 : ロウ・イエ
(映画祭の公式HPには、出演者の名前が無く、書けなくて済みません。)

いきなりから男二人のラブシーン。
その手とは、この手です。

男と男、男と女、いくつかの愛情が主題となり絡み合って進んでいきます。
奥さんがいるのに色男に夢中になってしまった男。
その二人を奥さんの依頼で尾行する男。
その男もまた、その色男に夢中になってしまい…
ま、浮気がばれて大騒ぎだの、別れ話に絶望した男が自殺しちゃうだの、彼女も一緒に3人で逃避行だの…
なんだかいろんな事が次々と起こって、ただただ人生に流されてゆく、そんな感じでした。

はっきり言って、相手が男か女かだけが違う、ラブストーリーですね。

いたってシリアスな映画なのですが、全編ハンドカメラで揺れる映像、
男どうしの絡み合い、
髪をオールバックになでつけて短パンで部屋で踊る男(ガラス越しだし)、
男二人が車に乗って出かけ、「トイレ」と二人で車から降りるその画面、

どうしてもどうしても、「ブエノスアイレス」だったり、「欲望の翼」だったり、
ウォン・カーワイだったり、ドイルのカメラだったりが、ず〜っと重なって見えてしょうがなかったです。

絶対にマジで撮っているはずなので、どう消化したらいいのか、ちょっと困りました。

上映終了後にロウ・イエ監督のQ&Aがありました。

画像

(少しブレててすみません)
どちらかというと寡黙であまり多くを語らない感じで、静かなタイプの監督さん、珍しく笑った時にシャッターを!

監督さん自ら、この作品は,純粋なラブストーリーです、と。
今年カンヌで脚本賞を取った、メイ・ファンと話をしている内に、「愛」の範囲の中に、ホモセクシャルを入れてもいいと思えるようになり、取り入れたそうな。
メイ・ファンは作品に自由な感覚をもたらしてくれたと感謝しているようでした。

「天安門、恋人たち」など、中国政府を刺激する作品を撮り続けている監督が、最後に語ったことは、
監督とは自由に撮る事が何より大事で、自由に作り続ける事もまた大切なのです。

心から湧きだすように我々に話しかけて、ホッとしたような笑顔を見せてくれました。


もっともっとたくさん見たい作品はあったけれど、3本だけでも充実の作品でしたので、満足しています。
やっぱりフィルメックスは良質の作品が集まって来ます。
監督の話もたくさん聞くことが出来るし、映画が身近に感じられる素敵な映画祭だと思います。

さて、年の瀬を迎えましょう。




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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
フィルメックスでイランだったかの監督さんのトークショーがあり、制限があるのは、いいことだと思いますと言ってました。今は、アメリカで撮ってる監督だからなおさらかも。
いい例がチェン・カイコー監督の「キリングミーソフトリー」だと思いますが。
まあ、その監督の性格にもよるんだと思いますが、制約があるほうが、工夫するから、いい映画ができるんだと思いますよ。
三蔵
2009/12/20 19:12
三蔵さん、コメントありがとうございます!
「キリングミーソフトリー」は見ていないので分からないけれど、制約があってうまくいく監督と、制約が我慢できない監督と、それぞれの性格で違ってくるのでしょうね。
映画って、本当に奥が深いな〜〜って思います。
ローラ
2009/12/20 22:50

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